top of page

​「Hello, World.」

眩しさに耐え目を開ける。
空、空。青く澄んでる。
風が木の葉を連れてくる。
木々。木々の緑が匂う。

陽の光へと手をかざす。
ちか、ちか。煌めく赤。
流れる命が 語ってる。
「今、来たんだ。"ホントノセカイ"。」

鳥たちの行先に、一歩ずつ踏み出した。
ひら、ひら。舞う花びらが景色を祝福してた。

果てしない世界に「おはよう。」
どこまでも静かな夜に「おやすみ。」
そんな日々が今目の前で
瞬いて、輝いて生きている。
優しい風の中、息をしてる。


再び閉じた目。撫でてくれた光。
吸い込む空気の匂い。かつていた世界の
何倍のテラバイトか分かんないような胎動。
風は僕の回想よりずっと解放的だ!

ふと、足元の花びらを掬い上げる。
手に取ったそれは柔らかくて、 少し冷たくて。
その瑞々しさに浮かんだ言葉は一つ。
「これが、本当の命。」


道の草、揺れている。"寄り添う音"がした。
未来、未来。見渡す限り。新たな旅路はここに。

果てしない世界に「おはよう。」
どこまでも鮮やかな夕に「さよなら。」
そんな日々をおくる僕の"LIVE"
瞬いて、輝いて生きている。
優しい風の中、息をしてる。

 

bottom of page